
【医療採用】医師が「辞めたい」と思う瞬間|離職を考える前に現れる6つのサイン
長時間労働、休息不足、両立困難、条件とのずれ。医師の離職意向につながる職場の変化を考える
医師が「辞めたい」と思う瞬間|離職を考える前に現れる6つのサイン
医師が「辞めたい」と思うのは、ある一日の出来事だけが原因とは限りません。小さな負担や違和感が積み重なり、「この働き方は続けられない」と感じた瞬間に、転職や退職が現実的な選択肢になります。
日本医師会の勤務医調査では、回答した医師1,246人のうち、健康状態を理由に転職・退職・配置転換を考えたことがある人は、頻度を問わず合計26.0%でした。
医師が辞めたいと思いやすい6つの瞬間
1.長時間労働と休息不足が「例外」ではなくなったとき
当直明けも通常勤務が続く、休日にも頻繁に連絡が来る、十分に眠れない。回復する時間がなくなると、使命感だけで働き続けることは難しくなります。
2.責任は重いのに、業務量を調整できないとき
患者数や担当業務は増える一方で、人員配置や勤務時間について相談しても変わらない。責任と裁量の不均衡は、強い無力感につながります。
3.診療以外の負担で、医師としての納得感を失ったとき
書類、会議、調整業務に追われ、患者と向き合う時間や専門性を高める時間が取れない状態です。「何のために働いているのか」が見えにくくなります。
4.困ったときに相談できないと感じたとき
ミスや体調不良を言い出せない、上司や同僚に相談しても受け止めてもらえない。孤立は、負担そのもの以上に退職の決断を早めることがあります。
5.育児・介護・自身の健康と勤務を両立できなくなったとき
日本医師会の2024年度女性医師調査では、休職・離職経験者の理由は出産77.5%、子育て58.2%、自身の病気療養19.4%でした。働く意思があっても、勤務時間や支援制度が生活に合わなければ継続は困難です。
6.採用時に聞いた条件と、実際の働き方が違ったとき
想定より当直や残業が多い、業務範囲が広い、休みを取りにくい。条件と実態のずれは、給与額だけでは埋めにくい不信感を生みます。
離職防止は「辞めたい」と言われる前から
医師の定着に必要なのは、個人の我慢に頼ることではありません。実際の労働時間、当直・オンコール、業務範囲、休日連絡、育児・介護支援、相談体制を具体的に示し、入職後も定期的に確認することが重要です。
Fixhireは、求人条件と職場の実態をできるだけ具体的に伝え、医療機関と医師の「入職後のずれ」を減らす採用を目指しています。
よくある質問
Q.医師が辞めたいと思う最大の理由は長時間労働ですか?
長時間労働は重要な要因ですが、それだけではありません。健康、家庭との両立、職場の支援、仕事の裁量や納得感、採用時の説明とのずれなど、複数の要因が重なることがあります。
Q.医療機関は何を確認するとよいですか?
残業・当直・オンコールの実態、勤務後の休息、業務量、休日の連絡、相談先、育児・介護との両立、求人票と現場の違いを、定期面談などで具体的に確認することが有効です。
参考文献
日本医師会「勤務医の健康の現状と支援のあり方に関するアンケート調査報告書」(2022年)
https://www.med.or.jp/dl-med/kinmu/202206kinmuikenko.pdf日本医師会「令和6年度 女性医師の勤務環境の現況に関する調査 報告書」(2025年公表)
https://www.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20251224_2.pdf
厚生労働省「医師の働き方改革の制度について」
https://ishimensetsu.mhlw.go.jp/01.html


