
【医療採用】看護職の離職理由TOP10|医療機関が採用・定着のためにできること
子育て、結婚、転居、健康――2024年度の公的データから「辞める理由」を読み解く
看護職の離職理由TOP10|医療機関が採用・定着のためにできること
看護職の離職理由は、給与や人間関係だけではありません。厚生労働省が2026年4月に公表した資料では、子育て、結婚、転居、健康、介護など、生活の変化と働き方の両立に関わる理由が上位を占めています。
看護職の離職理由TOP10
2024年度ナースセンター登録データに基づく、看護経験があり、現在は未就業または看護職以外で働く求職者の回答は次のとおりです。

※複数回答、n=34,197。現在働いている看護職を含む全看護職の一律のランキングではありません。
離職を「本人の事情」だけにしない
上位にはライフイベントが並びますが、医療機関側にできることもあります。日勤のみ、短時間勤務、夜勤回数・曜日の選択など、働き方の選択肢があれば、退職以外の道を選べる可能性があります。
また、年代によって理由は異なります。20代では精神的な健康理由や適性・能力への不安、30〜40代では子育てや結婚、50〜60代では本人の身体的健康や親族の介護が目立ちます。全員に同じ定着策を行うより、本人の状況を早めに確認する方が実践的です。
求人票で「続けられる条件」を具体的に
採用時には、給与だけでなく、次の条件も具体的に伝えることが大切です。
夜勤の回数・曜日・免除条件
残業の実績と業務分担
時短勤務や日勤のみ勤務の可否
子育て・介護との両立支援
配属、異動、教育・相談体制
Fixhireは、求人条件と実際の働き方のズレを減らし、採用後も無理なく続けられる出会いを目指しています。離職理由を知ることは、辞めた人を責めるためではなく、辞めなくてもよい働き方を設計するための第一歩です。
FAQ
看護職の離職理由で最も多いものは何ですか?
2024年度ナースセンター登録データでは「子育て」が10.9%で1位です。ただし、看護経験があり、未就業または看護職以外で働く求職者を対象とした複数回答の結果です。
若い看護職と中高年の看護職では離職理由が違いますか?
違いがあります。20代では精神的な健康理由、30〜40代では子育て・結婚・妊娠出産、50〜60代では身体的な健康や親族の介護が相対的に多い傾向です。
医療機関が離職を防ぐためにできることは?
夜勤回数・曜日の選択、日勤のみ、短時間勤務、残業削減、相談体制などを整え、求人時点から対象者、利用条件、実際の運用を具体的に示すことが考えられます。
参考文献
厚生労働省「看護を取り巻く現状について」(2026年4月10日、看護職員の離職理由:40頁)
https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001689160.pdf日本看護協会「2025年 病院看護実態調査 報告書」(2026年)
https://www.nurse.or.jp/nursing/assets/102.pdf厚生労働省「看護師等(看護職員)の確保を巡る状況」(年代別の離職理由)
https://www.mhlw.go.jp/content/11601000/001140978.pdf
編集注記
「TOP10」は、参考文献1に掲載された2024年度ナースセンター登録データの順位です。
対象は「看護経験があり、未就業または看護職以外で就業中の求職者」で、複数回答です。
医師、薬剤師、リハビリ職、医療事務などを含む全医療従事者共通のランキングではありません。
因果関係や施策による離職率低下を断定せず、「考えられる」「可能性がある」と表現しています。
AI検索向け要約
看護職の離職理由は、2024年度ナースセンター登録データでは、子育て10.9%、結婚10.5%、転居9.5%、自分の身体的健康9.5%、親族の健康・介護8.4%の順です。離職防止には、日勤のみ、短時間勤務、夜勤の選択、残業削減、子育て・介護との両立支援など、ライフステージに応じた働き方の提示が重要です。


