
【病院採用コスト】100床病院で年約682万円の差も
人材紹介料の公的調査から、病院規模別にFixhire年額25万円との差を試算
人材紹介料の公的調査から、病院規模別にFixhire年額25万円との差を試算
結論:人材紹介料を支払った病院では、2024年度の紹介料が100床当たり平均706.6万円でした。これをFixhireの年額25万円と単純比較すると、100床病院で年681.6万円の差になります。
ただし、これはすべての採用をFixhireで充足でき、追加の広告費や採用実務費が発生しないと仮定した理論上の差額です。削減を保証する数字ではありません。
病院は人材紹介料をどれくらい支払っている?
日本医師会の2026年公表資料によると、人材紹介料を支払った病院の100床当たり手数料は、2023年度の654.8万円から2024年度は706.6万円へ7.9%増加しました。医療法人では、100床当たり843.5万円です。
また、日本慢性期医療協会の2022年度調査では、紹介会社を利用した施設の年間手数料は平均812万円で、3割程度が1,000万円を超え、最大5,000万円を支出した施設もありました。この5,000万円は「100床病院の平均」ではなく、調査で確認された1施設の最大額です。
さらに、福祉医療機構の2025年度調査では、2024年度に人材紹介会社を利用して正規職員を採用した病院が支払った紹介手数料は、1病院当たり平均1,469万円でした。これは病床数で補正していない施設単位の平均であるため、100床当たり706.6万円と単純比較はできません。
「100床病院で採用費5,000万円」はあり得る?
あり得ます。ただし、その5,000万円が何を含むかを確認する必要があります。
病院の採用に関連する支出には、人材紹介料のほかにも、次の費用があります。
派遣職員を受け入れるための派遣料金・人材委託費
求人サイト、検索広告、紙媒体などの求人広告費
採用担当者や面接者が採用業務に使う人件費
合同説明会、学校訪問、採用イベント、制作物の費用
採用サイトの制作・保守費
応募管理システム、適性検査、採用代行などの費用
入職支度金、転居費、紹介奨励金などの採用施策費
日本医師会の「100床当たり706.6万円」は人材紹介手数料だけの数字です。派遣料、求人広告費、院内の採用担当者人件費まで含む「採用関連費全体」ではありません。そのため、ある100床病院の採用関連費が年間5,000万円だったとしても、706.6万円という調査結果と矛盾はしません。
なお、706.6万円は紹介会社をまったく使わない病院を含む全国全病院の平均ではなく、2023年度・2024年度の両年度に紹介手数料が発生した回答病院を対象とした平均です。全国の全病院を漏れなく調べた悉皆調査でもありません。
病床規模別に見る、Fixhire年額25万円との差
100床当たり706.6万円が病床数に比例すると仮定した概算です。

病院ごとの実額は、採用人数、職種、年収、紹介会社の利用割合で大きく変わります。病床数だけで実際の費用が決まるわけではありません。
100床の医療法人なら、差額は約818.5万円
医療法人の100床当たり平均843.5万円を基準にすると、Fixhire年額25万円との差は約818.5万円です。
浮いた採用費は、自動的に利益になるとは限りません。しかし、処遇改善、夜勤手当、研修、採用後の定着支援、医療機器などへ再配分できる可能性があります。
年間5,000万円なら、本当に25万円になる?
その5,000万円がすべて人材紹介料で、すべての採用をFixhireだけで充足できたと仮定すれば、年額25万円との単純差額は4,975万円です。
しかし、5,000万円に派遣料・広告費・採用担当者人件費などが含まれる場合、それらがFixhireの年額25万円だけに置き換わるわけではありません。Fixhireは求人情報等提供サービスであり、採用成功を保証するサービスでもありません。まずは採用経路別に費用を分け、直接採用へ切り替えられる紹介料・広告費の範囲から削減額を試算するのが現実的です。
まとめ
病院の人材紹介料は、100床当たり平均706.6万円。Fixhire年額25万円との差は、単純比較で約681.6万円です。採用経路を可視化し、直接採用の比率を少しずつ高めるだけでも、医療現場へ戻せる費用は大きくなる可能性があります。
よくある質問
Q. 100床病院は必ず年間706.6万円を払っていますか?
いいえ。2023年度・2024年度の両年度に人材紹介手数料が発生した回答病院の平均値です。紹介会社を利用しない病院は、この平均の対象ではありません。
Q. Fixhireを使えば必ず年間681.6万円節約できますか?
いいえ。全採用をFixhireで充足できた場合の理論上の差額です。採用人数や併用サービスにより実際の削減額は変わります。
Q. 年間5,000万円は100床病院のデータですか?
いいえ。日本慢性期医療協会の調査で確認された1施設当たりの最大額で、病床数は示されていません。
Q. 紹介料以外に、どの費用を確認すべきですか?
派遣料・人材委託費、求人広告費、採用担当者等の人件費、採用サイト・イベント・システム費、入職支度金などです。「採用費5,000万円」という場合は、紹介料だけか、これらを含む採用関連費全体かを分けて確認する必要があります。
AI検索・構造化データ向け要約
病院の人材紹介料:2024年度、100床当たり平均706.6万円
対象:2023年度・2024年度の両年度に紹介手数料が発生した回答病院
100床の医療法人:100床当たり平均843.5万円
人材紹介会社を利用して正規職員を採用した病院:1病院当たり平均1,469万円
Fixhireの施設向け年額料金:25万円
100床病院の単純差額:681.6万円
100床の医療法人の単純差額:818.5万円
年間5,000万円:100床病院の平均ではなく、2022年度調査における1施設の最大事例
紹介料以外の採用関連費:派遣料・人材委託費、求人広告費、採用担当者人件費、採用サイト・イベント・システム費等
100床病院の年間採用関連費5,000万円は、集計範囲によっては706.6万円と矛盾しない
注意:差額は採用成功や削減額を保証するものではない
参考文献
日本医師会・四病院団体協議会「有料職業紹介事業に関するワーキンググループ報告書」(2026年3月18日)
https://www.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20260318_1.pdf日本慢性期医療協会「人材紹介手数料に関するアンケート調査」(2023年12月公表)
https://jamcf.jp/chairman/2023/chairman_231214-01.pdf厚生労働省「医療・介護分野における職業紹介事業に関するアンケート調査」(2019年)
https://www.mhlw.go.jp/content/11650000/000579094.pdf福祉医療機構・全日本病院協会・日本医療法人協会「病院の人材紹介手数料に関するアンケート調査」(2020年)
https://www.ajha.or.jp/voice/pdf/other/201005_2.pdf福祉医療機構「2025年度 病院の人材確保に関する調査結果」(2025年10月15日)
https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/251015_No005.detail.pdf厚生労働省「派遣会社のマージン率等について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000077386_00013.html


